継続優先
継続優先(Continuation-first) とは、開発でまず問うべきなのは「どの工程を回すか」ではなく、どの継続が後続の依拠を変えうるか だとする原理です。
PCE 3.0 では、工程は重要ですが、最上位の主語ではありません。最上位の主語は 継続候補 です。
工程が整っていても、それだけでは次へ進めてよいとは言えません。
- レビューが完了しても、対象の変更が新しくなっていれば承認は古くなっているかもしれない。
- テストが通っていても、範囲外の副作用を持つかもしれない。
- 調査結果がもっともらしくても、反証を無視しているかもしれない。
- 引き継ぎ資料が丁寧でも、権限境界が曖昧なら進めてはいけない。
PCE 3.0 は、この種の失敗を「工程の失敗」だけでなく、根拠のない依拠を後続に積ませる継続 として扱います。
実務上の問い
Section titled “実務上の問い”継続優先に従うなら、各局面で最低限次を問います。
- この局面で次へ進めようとしているものは何か。
- それは成果物、判断、記憶、統治、実行状態のどれを変えるのか。
- その変更に、誰が、何のために依拠するのか。
- その変更は戻せるか。
- それを止める、差し戻す、保留する、上位判断へ送る条件は何か。
工程との関係
Section titled “工程との関係”工程は不要ではありません。ただし、最初に固定する対象ではありません。工程は、責任ある継続を成立させるための運用構造です。
PCE 3.0 では、工程を先に描くのではなく、どの継続が後続の依拠を変えるかを先に見て、その継続を成立させるために工程を設計する。