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Responsible Continuation

Responsible Continuation(責任ある継続) とは、アクターが状態を変える遷移のうち、後続アクターの正当な依拠を損なわず、依拠可能な状態をより豊かにするものです。

契約に従い、十分な進行根拠を持ち、依拠してよい範囲を明示した投影を残します。

日本語では「責任ある継続」と呼べます。ただし、PCE 3.0 では Responsible Continuation を正規名として扱います。

ここでの Responsible は、「継続を丁寧に行う」ことではありません。継続する者たちへの責任 です。

あなたは、後続アクターが正当に依拠するものに責任を負う。

後続は、あなたの成果を再検証せずに前提として使います。その依拠を裏切らない形で状態を残すことが、この概念の中心です。

Responsible Continuation は、少なくとも次を満たします。

  • 何が現在の状態かが示されている。
  • どの遷移を進めるのかが示されている。
  • 候補が必要に応じて比較され、採用理由が示されている。
  • 契約によって許可範囲、禁止範囲、不変条件、停止条件が定まっている。
  • 進行根拠によって、結果に依拠してよい理由が示されている。
  • 投影によって、依拠してよい範囲が明示された状態が残る。
  • 状態と投影の差分が不明点として扱われている。
  • 契約や進行根拠を満たせない場合、Obstruction(阻害要因)として停止できる。

従来は、仕事を作業、工程、役割、文脈の単位で見がちでした。

PCE 3.0 では、最初に問う単位を変えます。

何をするか
-> この遷移の結果に、誰が、何のために依拠するのか

この転換により、AI の作業、人間の判断、ツールの実行、記録への反映を同じモデルで扱えます。

Responsible Continuation(責任ある継続)は、防御だけの概念ではありません。

昇格境界が信頼できるからこそ、境界の内側で候補を恐れなく生成し、比較できます。そして採用理由、不採用候補、先例が投影として蓄積されることで、次の遷移の候補は最初から良くなります。責任ある継続の列は、減衰ではなく複利で積み上がります。

次は Responsible Continuation ではありません。

  • 作業は完了したが、どの状態が変わったか説明できない。
  • 候補を比較せず、最初の AI 出力をそのまま採用した。
  • AI が実装したが、許可範囲と禁止範囲が定義されていない。
  • テストは通ったが、なぜ依拠してよいかの進行根拠がない。
  • 判断は正しそうだが、後続アクターが依拠できる投影がない。
  • 推測がいつの間にか正規状態に混ざっている。
  • 根拠が失効したのに、依拠していた後続に誰も伝えていない。